1. HOME
  2. ブログ
  3. Webマーケティング
  4. プレースメントターゲティングとは?設定方法や運用のコツを詳しく解説

BLOG

ブログ

Webマーケティング

プレースメントターゲティングとは?設定方法や運用のコツを詳しく解説

「どうやって見込み顧客へアプローチすればいいのだろう?」

「費用対効果の高い広告配信をする方法を知りたい」

Web広告配信において、このような悩みを持っている方も多いでしょう。

プレースメントターゲティングとは、特定のウェブサイトやアプリ、動画など、広告の配信先を手動または自動で指定できる広告手法の一つです。配信先を絞り込めると、新規顧客の獲得や新商品の認知拡大など、広告の目的を達成しやすくなります。

この記事では、プレースメントターゲティングの特徴や設定方法について詳しく解説します。

▼目次

1.プレースメントターゲティングとは

2.プレースメントターゲティングの種類

2-1.Google 広告かYahoo!広告か

2-2.設定が自動か手動か

3.プレースメントターゲティングのメリット

3-1.広告配信先が選べる

3-2.獲得単価を抑えられる

4.プレースメントターゲティングのデメリット

4-1.潜在層へアピールしづらい

4-2.プレースメントの見極めが難しい

4-3.クリック単価が上がってしまう可能性もある

5.プレースメントターゲティングの設定方法(GDN)

6.プレースメントターゲティングの選び方のコツ

6-1.配信された結果を参考にする

6-2.オーガニック検索上位を参考にする

6-3.エンドユーザーの意見を参考にする

7.まとめ

1.プレースメントターゲティングとは

プレースメントターゲティングとは、特定のウェブサイトやアプリ、動画など、広告の配信先を手動または自動で指定できる広告手法の一つです。

自社の製品やサービスと関連度の高い配信先を指定することで、見込み顧客に対して広告を絞り込んで配信が可能です。その中でも、すでに商品やサービスを知っている人に対しては購入意欲を高められ、知らない人に対しては商材の認知拡大につなげられます。

2.プレースメントターゲティングの種類

プレースメントターゲティングは、Google 広告とYahoo!広告のどちらでも利用できますが、設定方法などに違いがあります。

それぞれについて、詳しく解説します。

2-1.Google 広告かYahoo!広告か

Google 広告とYahoo!広告のそれぞれの違いは、以下の通りです。

​Google 広告​Yahoo!広告
名称プレースメントターゲティングプレイスメントターゲティング
配信可能な場所​Webサイトアプリ動画​Webサイトアプリ
​具体例​YouTube食べログ教えてgoo など​Yahoo!関連のサイトやアプリ
ターゲットの設定方法​Googleの自動設定(自動プレースメント)配信面のURLやアプリIDを広告グループと紐づける(手動プレースメント)​配信面のURLやアプリIDを直接入力して広告グループに紐づける(手動のみ)

Google 広告では、幅広い配信先が選べる、広告配信の設定方法は自動か手動を選べるといった特徴があります。

Yahoo!広告もGoogle 広告と機能は大きく変わりません。Yahoo!関連のサイトを選択できるので、ターゲットユーザーが「Yahoo!」の検索エンジンをメインで利用している場合に有効です。

2-2.設定が自動か手動か

Google 広告のターゲット設定方法には、以下のように自動と手動の2種類があります。

​自動プレースメント​手動プレースメント
配信面の選択者​Google広告出稿者
​配信先の選び方​広告主が設定したキーワードやトピックに基づいて設定​自ら配信面を選出
​設定方法​Googleが自動で設定​配信面をリスト化し、直接入力して広告グループと紐づけ

手動プレースメントでは、自身で広告媒体や広告枠を選定する必要があるため、ディスプレイ広告の知見がないと効果的な広告運用につながらない可能性があります。

3.プレースメントターゲティングのメリット

プレースメントターゲティングのメリットには、以下の2つがあります。

  • 広告配信先が選べる
  • 獲得単価を抑えられる

それぞれ詳しく解説します。

3-1.広告配信先が選べる

プレースメントターゲティングでは、配信先を自由に選べるのがメリットです。

WebサイトだけではなくアプリやYouTube動画にも配信できるため、広告内容の製品やサービスのメインターゲットが多い場所に集中して広告配信ができます。

広告配信先を自由に選択できるため、効果が期待できる配信先に絞ったり、反対に効果の低い配信先を除外できます。そのため、費用対効果の高い広告運用を目指せます。

YouTubeの広告について詳しく知りたい方はこちら

>>>【画像付き】YouTube広告の出し方|広告の種類と費用についても解説

3-2.獲得単価を抑えられる

Web広告を配信する上で課題になりやすいのが、顧客獲得単価です。

プレースメントターゲティングを活用すると、獲得単価を抑えられるというメリットもあります。見込み顧客が多い配信先に絞り込めるため、コンバージョン率を高められる可能性があり、獲得単価の低下が期待できます。

※顧客獲得単価……CPA(Cost Per Action)とも呼ばれ、顧客一人を獲得するのにかかった広告費のこと。広告の費用対効果を把握する際の指標になる。

4.プレースメントターゲティングのデメリット

プレースメントターゲティングのデメリットは、以下の3つです。

  • 潜在層へのアピールがしづらい
  • プレースメントの見極めが難しい
  • クリック単価が上がってしまう可能性もある

それぞれ詳しく解説します。

4-1.潜在層へアピールしづらい

プレースメントターゲティングは配信先を絞れますが、自社の製品・サービスに興味がない潜在層に対してはアピールしづらいのがデメリットです。

見込み顧客が期待できる配信面に絞るため、潜在顧客は広告を目にする機会が少なくなり、将来的な新規顧客の獲得機会を失う可能性があります。商材の認知拡大や見込み先の発掘、ブランディングなどが目的の場合は、プレースメントターゲティング以外の広告配信を検討しましょう。

4-2.プレースメントの見極めが難しい

手動でプレースメントを設定する場合は、広告配信する製品やサービスとの関連性の高いプレースメントを自身で探さなければなりません。

そのため、以下のような場合にはプレースメントの見極めが難しく、配信先に悩んでしまいます。

  • 見込み顧客の集まる配信先が把握できていない
  • プレースメントの設定に慣れていない
  • 配信実績が少ない

このような場合には、まずは自動プレースメントを活用して運用に慣れることをおすすめします。

4-3.クリック単価が上がってしまう可能性もある

人気のメディアや配信先に広告配信をすると、競合他社も広告配信を考えるため、入札単価やクリック単価が高くなる可能性があります。

最終的な広告費用が予測しづらい点もデメリットです。

5.プレースメントターゲティングの設定方法(GDN)

プレースメントターゲティングの設定を、Google 広告をもとに解説します。

まずはGoogle 広告の管理画面から「+新しいキャンペーンを作成」をクリックします。

キャンペーン目標を設定の画面で、右下にある「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」を選択しましょう。

キャンペーンタイプを選択する画面では「ディスプレイ」を選びます。

以下の画面で遷移先URLと任意のキャンペーン名を入力したら「続行」をクリックしてください。

キャンペーン設定画面の地域や言語は、いずれも「日本」を選択し「次へ」をクリックします。

続いて、予算と入札単価の設定画面の入力です。予算の項目では、1日の平均予算の上限額を入力します。単価設定の項目では、広告主が広告配信において重要視するポイントを設定します。

上記の設定まで完了したら、続いてプレースメント設定を行います。

ターゲット設定画面で「ターゲティングを追加」をクリックすると、各種ターゲット先が表示されるので、その中から「プレースメント」を選びましょう。

プレースメントの編集では、「入力」を選択します。

URLを入力して「プレースメントを追加」をクリックすると、作業は完了です。

6.プレースメントターゲティングの選び方のコツ

プレースメントターゲティングの選び方のコツは、以下の3つです。

  • 配信された結果を参考にする
  • オーガニック検索上位を参考にする
  • エンドユーザーの意見を参考にする

それぞれ詳しく解説します。

6-1.配信された結果を参考にする

すでにディスプレイ広告を配信している場合には、実際にコンバージョンの発生した広告掲載場所を参考にすると効果的です。

商材との関連度の高いウェブページやYouTube動画、アプリが見つかれば、そこが広告効果の高いプレースメントということになります。

広告効果の高いプレースメントに集中して配信することで、成果が表れやすいです。

6-2.オーガニック検索上位を参考にする

すでにリスティング広告を配信している場合に、過去にコンバージョンが発生している検索キーワードを確認し、GoogleやYouTubeで検索してみる方法です。

検索結果の上位に表示されるウェブサイトや動画をピックアップし、広告先として指定することで広告効果の高い配信ができます。

リスティング広告を出稿していない場合は、商材と関連性の高いと思われるキーワードをいくつか書き出し、関連キーワード取得ツールを活用してみましょう。関連キーワード取得ツールを使用して、検索ボリュームの大きいキーワードを抽出し、配信先を検討します。

6-3.エンドユーザーの意見を参考にする

想定されるターゲットユーザーに直接アンケート調査を実施して、普段からアクセスするWebサイトやアプリ、YouTubeチャンネルを聞き出すのも効果的です。

複数人にアンケート調査を実施して聞き出せれば、そのサイトや動画に広告配信ができます。

7.まとめ

今回は、Web広告のプレースメントターゲティングに関して網羅的に解説しました。

プレースメントターゲティングを活用すると、特定のウェブサイトやアプリ、YouTube動画に絞って広告を配信できます。自社の製品やサービスとの関連度が高い配信面を選ぶことで、見込み顧客に集中してアプローチでき、コンバージョン率アップなどのメリットが得られます。

しかし、具体的な操作方法や配信先の選び方がわからない人もいるのではないでしょうか。

株式会社ココエでは、サイト制作から運用、その後のマーケティング支援までを一貫してサポートできます。プレースメントターゲティングだけではなく、Webサイト運用でお困りの方は、ぜひお問い合わせください。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事